これまで私の通勤用にシグナスZしかなかった我が家のスクーター。そこに妻の二輪免許取得によって、新たに加わった妻専用スクーターのNMAX。さらにまさかの3台目のスクーターが加わることに!私のお出かけ用スクーターの初期型JF28の後期型PCXです。さすがの人気車種のPCX。初期型とはいえ、この完成度はお見事。快適で素晴らしいコミューターを手に入れました。
カミさんの二輪免許の取得によって大きく変わった私たち夫婦の生活。最初はおっかなビックリだったカミさんもNMAXの運転に慣れ、どんどん出かける頻度も距離も伸びていきました。要するに夫婦ふたりでバイクにドハマりしたというワケです。
休日は天気が良ければ二人でバイクで出かけることが多くなればなるほど、通勤もツーリングもこなす我が愛車のシグナスZを酷使していくことに、、、。カミさんが免許を取得したのが7月の初め。間もなく梅雨が明け、猛暑の日々が始まる頃に、カミさんが運転に慣れる為にと遠出を繰り返していたら、シグナスZはすっかりお疲れモードになってしまいました。
空冷キャブ仕様のシグナスZには最近の酷暑はかなり辛そう。このまま通勤に遠出にを繰り返していたら、まあ寿命は短くなってしまうだろうなあ。
なんて考えていたら、カミさんがまさかの一言を!
「コロナの給付金も入ったし、、、。もう一台買う?」
え?嘘??いいんですか?!
「シグナスZを通勤専用にして、新たに購入するので一緒にツーリングしたらいいんじゃない?」
マジですか?いいんすか?!ありがとうございます!!
ということでカミさんの神のような一言でもう一台増車することになりました。
さあてそんじゃ何を買おっかなあ〜?なんて思いつつも、意外とあっさり車種はPCXに決まりました。マニュアル車も考えましたが、それではカミさんが乗れません。どうせなら二人とも乗れる車種の方がいいですからね。それもカミさんの愛車候補の最有力に挙がっていながら、購入直前にNMAXにその座を奪われたPCXの二代目JF56型に狙いを定めることに。3台目ということもあり、少しでも安くしようと思いもちろん中古車です。
PCXは二代目のJF56型から
と装備面がスーパーパワーアップしているので、かなりコスパがいいんですよね。
やはり自分の中ではシグナスZの購入時に、本当は欲しかったPCXとマジェスティ125は今でもやっぱり特別なのかもしれないです。
購入はいつものバイク屋です。丁度PCXの黒色のJF56型で程度の良さそうなものが在庫情報にあったので早速見に行くことに。同時にマジェスティ125も掲示してあったので、そっちも密かに候補になってました。
で意気揚々と店舗に到着も、お目当ての車両がない!どこにもない!店員さんに聞いてみると、その車両は別の店舗に移ってしまったとのこと。
そっかー!残念、、、。じゃあマジェスティ125にしようかなあ、、、。と思いふと脇を見ると、、、。
「うわー!これ初期型だよなあ、、、。それにしてもスゴい配色だなあ、これは無いなあ。」
と、思いつつも走行距離と値段をチェックしてみると、、、。走行距離がなんと832km!しかも諦めたJF56型よりも5万円も安い。さらに初期型とはいえ、年式を見る限り2012年式なので後期型になります。そして走行距離から分かる通り車体はとても綺麗で傷はほとんどありません。
そして極めつけはこちら。
純正ではなく社外マフラーが付いていますしかも有名なSP武川製。ここをどう見るか、、、。
「うーん、、、。走行距離って少なすぎるのも考えものだよなあ、、、。綺麗な車体だけども社外マフラーかあ、あんまりうるさいのは嫌だしなあ、、、。」
などと夫婦で話しながら、その車両の前にいたところ店員さんが
「エンジン掛けましょうか?」
と声を掛けてくれたので、お願いしました。
「クン、ドッボボボボボボッ!」
おお〜!凄くいい音!!うるさくなく、それでいて適度に低音が効いているかなりいい感じの音色じゃないか!!決して下品ではないむしろ上質なマフラー音です。
確かにボディーは変わった配色です。
この配色の車体って、私知ってるんですが、国内モデルではなく海外からの逆輸入モデルですね。おそらくタイかベトナムでしょう。このバイク屋は以前に海外からの逆輸入モデルを多く扱っていたので、その時の在庫と思われます。海外からの逆輸入モデルの場合、国内のホンダに持っていっても修理等は受け付けて貰えません。なので何かあったなら、ここの店舗に頼るしかないということですね。
ちなみにPCXの場合、JF28初期型の前期モデルがタイ、後期モデルがベトナムが生産国になるようです。なのでこの車体はベトナムからの逆輸入ということになりますね。
う〜ん、、、。本当はJF56型が良かったんだけどなあ、、、。と思いつつ、
以上の理由から、この車体に決めちゃいました。契約成立!
そして納車。
最初からグラブバーが装着されていますが、こちらは納車後にすぐにリアボックスに変えました。
カミさんにクルマでバイク屋まで送ってもらい、早速家まで乗って帰りましたが、いやあ乗りやすい!!
ACGスターター式アイドリングストップシステムが導入されている為、エンジン始動時に特有の「キュルルッ」がない!とても静かにエンジンが掛かります。そしてマフラーが武川製の社外品なので、程よい排気音がとても気持ちいい!!
そして振動が少なくて、とても快適です。特にNMAXと比較すると振動の差はすごく顕著です。そこへSP武川製のマフラー音が存在感を出してくれるので丁度バランスが取れているように感じます。これ純正のマフラーだったら、とても静かなんでしょうね。あまりにも静かすぎるんじゃないか?武川マフラーでちょうどバランスが取れているような気がします。
アイドリングストップも試してみましたが、全く違和感なく遅延もなく再始動してくれます。このJF28後期型でさえ違和感がないくらいなので、JF56、JF81、さらに現行のJK05ならば、さらに洗練されているんだろうから凄いですね。
懸念されたシートのコブですが、私の身長(168cm)だと全然違和感を感じません。むしろ丁度位置にコブがあって適度に腰を支えてくれるので、コブがあって良かったくらい。この辺りは身長やライディングポジションによって変わってくると思います。
ちなみに身長170cm以上あるカミさんは、このコブが邪魔で仕方がないと言ってました。
ウチのPCXの現在のお姿。
ステップの広さは、やはりNMAXには敵いません。足を伸ばしたポジションを取ると、つま先が多少はみ出します。しかしあまり不自由は感じません。充分にポジションの自由度が高いです。
加速もNMAXと比べたら敵いませんが、必要充分です。決して遅いわけじゃなく制御された加速といった感じ。スルスルーって気づけばスピードが出ている感覚です。とてもジェントルです。
街で見かけるPCXって、そんなに飛ばしていないような気がしていたんですが、それが良く分かりました。飛ばさなくていいや!って思えるんですよ。のんびりクルージングしてるのがとても気持ちいい!
そして何と言っても曲がりやすい!14インチの細めのタイヤのおかげなのか、とにかく何も考えなくてもコーナーリング出来るし、多分誰が乗っても乗りやすいように開発されているんだろうな、と思わせてくれますね。この辺はさすがPCX。
この辺りはNMAXとは結構違うなあと思います。NMAXの場合はしっかり意識して倒し込んでいかないとタイヤが流れていってしまう感じ。その代わり意識して曲がっていき、それがバッチリ決まったときの快感はNMAXの方が上。とても楽しいです。これはどっちがいいとか悪いではなく特性ですね。
燃費はやっぱり良いですね。遠出すれば50km前後走ります。NMAXも同じくらい走るので差はほとんどないかなあ。この辺りは走り方にもよるでしょうね。
カミさんとのお出掛け用に、このPCXを購入しましたがとても満足しています。その他、いろいろと弄りつつ楽しんで乗っています。このサイト内を見てくれればいろいろ弄った過程を載せていますので参考にしてください。
以前に欲しかったPCX。実際に所有してみると、とても良く分かります。こりゃあ売れるよ!って。
通勤に使って良し!ツーリングに使って良し!実に快適なシティーコミューターです。完璧じゃないでしょうか?2012年製のJF28後期型でこの完成度ですから、その後のモデル特に最新のJK05は、どんだけ快適なんだよ?と恐ろしくさえなります。
もちろん最新型を買うのが一番いいのですが、セカンドバイクに安く中古でも買おうかな?という人はPCXのJF28型でも結構満足出来ると思います。今なら価格もこなれてだいぶ安くなってますからね。万人におすすめ出来ます。さすがPCXですね。
© 2021 ゲニスク