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これまで乗ってきた愛車紹介2〜ビラーゴ、ホーネット、スカイウェイブなど

原付50ccでバイクライフをスタートさせた私シグぞうの過去の愛車紹介ですが、「シグぞうついに中型免許を取得する!の巻」のスタートです。やはり50ccとは違うパワーと乗り味に大満足!

初めての単車そしてアメリカン〜ヤマハ XV250 ビラーゴ

引用:バイクブロス

気に入って乗っていたYB50ライフを送っていた私でしたが、兄が私にある提案をしてきました。

「お前も単車の免許取れよ。そしたら俺の乗ってるバイクをお前にやるよ。」と。

兄は社会人になるのを機に仕事で忙しくなるだろうし、あまりバイクに乗れなくなることを予想して、自分が乗っているバイクを私にくれるというのです。兄が当時乗っていたバイクはヤマハのアメリカン、XV250 ビラーゴ。それまで原付きで満足していた自分ですが、免許取ったら単車が手に入る!しかもアメリカン!そりゃ免許取得しない理由がありません。すぐに教習所に申し込みに行きましたよ。

それにしても、当時は器用なことをしていたなあ、と。

というのも教習所まではYB50で通っていたんですが、シフトが逆じゃないですか?教習所までは、踏めばシフトアップするYB50で通って、着いたら教習車に乗り換えてつま先ですくい上げるとシフトアップ、踏めばシフトダウンする車両(いわゆる普通のバイク)を乗り回すんですからね。それでも、特にポカをやらかすこともなく、普通にノーミスで教習を終えましたからね、、、。うん、やっぱ若いって素晴らしい!今だったらそんな器用なことは多分出来ません!

免許取得後にYB50はどうしようかな?と思っていると、なんとバイト先の後輩が「それ欲しいっす!」とのことでめでたく売却しました。

50ccとは全然違う加速力

やっぱり単車は違いますね。発進のトルクが全然違う。私が乗っていたビラーゴは250ccだし馬力も23psでパワーもそれほどではないんですが、それまで原付50cc一辺倒な生活だった私には単車の加速力や乗り味は控えめに言っても最高でした。気持ちいい〜!!

所詮250ccのアメリカンなので、大したことはないのでしょうが、Vツインエンジンからの適度なドコドコ感もあって、ポジションもこれまでのバイクとは全然違ってゆとりがあり、超楽ちんでそれはそれで運転が楽しい!

またこのビラーゴ、発売時のキャッチコピーがスーツで乗れるアメリカン

そのコンセプト通り、いかにもなマッチョなアメリカンという感じではなく、華奢な感じというかスマートなイメージというかザ・ジャパニーズ・アメリカンという感じで日本的な独自のアメリカンバイクですね。アメリカンの中では軽量で女性にも人気がありました。

私もかなり気に入って、大学への通学やバイト先への出勤、遊びに日常生活に、とフル活用してました。

しかし就職と同時に乗れなくなる、、、。

かなり気に入っていたビラーゴですが、やはり兄と同じく私も就職するとあまり乗れなくなってしまいました。私の場合は特に実家を離れて会社の寮に入ったものだから、全くといっていいほど乗らない、いや乗れない日々が数年間過ぎてしまいました。私も就職したばかりで忙しく、また仕事に慣れるために頑張っていたこともあってバイクどころじゃなくなってました。

日々の生活の中にバイクがない期間が長くなると、その存在を忘れてしまうもの。特に就職により実家を離れて環境が変わると、バイクがない生活がもはや当たり前になってしまうんですよね。

数年間、誰にも乗られなくなったビラーゴはどんどん劣化していってしまいました。

しかし、そんな生活にも変化があり、私の部署が変わり仕事にも慣れ、また新しい部署にはバイク好きな人が多くて、またバイクに乗りたいと思うようになりました。相変わらずの寮生活なのでバイクを寮に持ってくることは出来ませんでしたが、休日に実家に帰ってはビラーゴを弄る、という新たな趣味が始まりました。

ビラーゴのカスタム&メンテナンス

久しぶりに触れたビラーゴは結構やれてしまってました。まずはやれてしまったビラーゴを復活させるべく奮闘しました。

復活メンテ

  • 汚れ
  • 錆び
  • ガソリンのオーバーフロー

汚れや錆びはコツコツ仕上げて綺麗になりましたが、ひどかったのがキャブレターからのガソリンのオーバーフローでした。エンジンも掛かるし走行も全然問題はないけれども、ガソリンがエンジンに垂れて茶色に変色して見た目がかなり汚くなってましたねえ。

いやあ本当はキャブレターを外してオーバーホールして完全に治したかったのですが、そんな知識も技術も時間も当時の自分にはなかったので、そこは諦めて乗っていました。幸いオーバーフローと言ってもガソリンが漏れている量自体はごく僅かで、走行したあとに滲んでいる程度。これくらいなら大丈夫だろ?なんて考え修理せずじまい。

え?バイク屋に持っていけって?いやあキャブレターのオーバーホールなんて幾ら掛かるか分からないじゃないですか?基本私はセコビッチなので。

またオイル交換しようと思ったらオイルエレメントのネジ山をなめてしまって、エレメントが交換出来なくなるトラブルも起きました。なんとかなめたネジを回せないか?と調べて試行錯誤したところ、いい方法に行き着いたんです。それはタガネを使うこと!タガネでなめたネジの端っこをカツンと打って回すことが出来ました。この時は無茶苦茶嬉しかったのを覚えています。

また当時はまだそこまでインターネットが発展してなかったので、そういった情報は本や雑誌などが頼りでした。なので今よりも調べたり情報を手に入れるのが非常に大変だったなあ。よく頑張ったなあって思いますよ。

ウインカーのプチカスタム

そういったメンテナンスと同時に着手したのが、ちょっとしたカスタム。といってもウインカーを変えただけですがね。ノーマルのウインカーは視認性は最高なんですけど、、、。要するにデカすぎ!

他の車両からはよく見えるので、「安全」という観点からは、この方が確実にいいんですけど、やっぱりちょっとかっこ悪い。当時の世はまさにストリートバイクカスタム全盛期。ヤマハのTW200やスズキのグラストラッカー、VANVAN200、ホンダのFTR、XL230やカワサキのエストレヤ、250TRなど各社競い合うようにカスタムのベースとなる粋でおませなトラッカーバイクやビンテージオフバイクが出まくっていました。バイクは弄ってナンボ!と言わんばかりのご時世だったわけ。

バイク弄りの知識も経験もあまりない私が、なんとか本や雑誌を見ながら出来そうで、どうしても変えてみたかったのが唯一ウインカーだったというわけです。配線などに試行錯誤しながらも、純正の超デカイウインカーを定番の砲弾型ウインカーに変えることに成功!いやあウインカー変えるだけでもスゴいカッコよくなった!ってなってもうビラーゴ見ながらウットリでしたねえ。

そんな感じで、ある一時期は仕事の休日をビラーゴのプチレストア?みたいなことばかりして楽しんでました。ただやはり寮にバイクを置けなかったのは辛かった!どうしても仕事が忙しくなれば、バイク弄りのために実家に行けない日もあるわけで、、、。また20代の休日、さすがにバイクばかり弄ってもいられず他に興味があることに時間を費やしたりもします。

そんなこともあって、やはり段々とビラーゴに接する時間が取れなくなり、、、。結局、実家の方でも「乗らないなら邪魔だから処分していいか?」となって、そう言われたら私も断ることも出来ずに泣く泣く処分することになってしまいました、、、。かなり愛着があっただけに非常に残念でしたがやむを得ずでした。やはりバイクは手元にないと厳しいですね。

余談ですが、ビラーゴは私がカスタム&メンテナンスしていた頃に実家に若い子が訪ねてきて、「このバイクが欲しいんですが売ってくれませんか?」とお願いに来たそうです。その時は「息子が大事にしているから申し訳ない」と断ったそうです。

でも結局また私が手を掛けられずに放置することが多くなり、親が業者にただ同然で放出したようです。

うーん、こんなことならこのビラーゴは、勇気を出して実家を訪ねてきた若者に譲って上げれば良かったなあ、、、と後悔していますね。

いろんなバイクをタダ乗り時代

ビラーゴを手放し、悲しみにくれていた私でしたが、この時期に私がいた部署はバイク好きな人が多くいたので、たくさんのバイクを借りて乗ることが出来たのは幸いでした。あまり人からバイクの貸し借りをするのは良くありませんが、若気の至りですね。

どんなバイクに乗らせてもらったかをザーッと列挙してみると、、、。

ホンダ

  • ホーネット250
  • レブル250(今のレブルではなく古いレブル!)
  • XL250ディグリー

ヤマハ

  • XJR400

スズキ

  • ジェベル200
  • スカイウェイブ250

この中でも特にホンダのホーネットとスズキの2台(ジェベル、スカイウェイブ)は、かなりたくさん乗らせてもらいました。ホーネットはクセがなくて乗りやすいし、ジェベルは足つき性が悪いものの、オフ車特有のポジションと細さが私にはとても気に入りました。

そしてスカイウェイブ!私にとっては兄のセピアZZ以来、久しぶりのスクーター。またいわゆるビッグスクーターなるものに初めて乗ったわけですが、なんですかこの快適な乗り物は!発進から速いし乗ってて超絶快適!こりゃ売れるわな。ビッグスクーターブームが到来したのも頷けるなあ、と。こいつで夜の空いている首都高を流したときは、もう本当に気持ち良かったのを今でも覚えています。

オフ車とビッグスクーターは、自分にとって初めて乗るタイプのバイクでしたが、かなり気に入りました。

まとめ

結局、所有した単車はビラーゴ250だけ、しかも兄からのお下がりという寂しいものですが、原付50とは明らかに違う走行性能の体験とバイクのメンテナンスやカスタムを少しかじることが出来たのは貴重でしたね。

また人からの借り物ながらいろんなバイクに乗る経験が出来たのは楽しかったし、いい経験でした。

さて、私シグぞうの過去の愛車紹介、いよいよ最終回通勤バイク編に続きます。

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