中古で購入した我がPCX(JF28)。購入する時から分かっていたことですが、とにかくシートが閉まらない!閉まりづらい!この閉まりづらいシートを超簡単・激安(100円)で治す方法を試してみました。結果は大満足!
私が購入したPCXは初期型(JF28型)の後期の2012年式のベトナムからの逆輸入バージョン。国産のPCXにはないカラーリングが特徴のモデルです。
本来は朱色のインナーカウルと同色でコブがないシートが付いているはずなんですが、、、。購入したときからJF28前期型純正の黒色のコブ付きシートが装着されていました。前のオーナーが交換して売却したのか、もしくはシートの状態が良くなくてバイク屋の方でJF28前期型の綺麗なシートに交換して販売したのかな?まあ中古バイクあるあるですね。
ただ、本来のシートって、この朱色と同色のシートってことなんですが、、、。
引用:MotoBAY.SU
う〜ん、これなら黒のシートの方が断然いいな。このシートだったら形は良くても色が派手すぎて、結局自分で黒のシートに変えてしまうだろうな、と思います。
ただし、このJF28純正のコブ付きシートはある問題が、、、。
このJF28前期型のシート、とにかく閉まらない!閉まりづらいなんてもんじゃない!
シートを普通に押さえて閉めるなんてやり方ではまず100%閉まりません。
などなど、いろんな方法を試してみましたが、自分の場合は拳で語る?方法が最も成功率が高い気がします。それでも何度も試してようやく閉まるレベル。というかシート閉めるのに成功率っておかしくないですか?意味が分かりません。いずれにせよ、シートをただ閉めるのにすごい時間と体力を消耗するのが本当に耐えられません。PCXを購入して真っ先に改善に着手しました。
とにかくシートが閉まらなくなってしまう原因を調べてみました。どうやらこのJF28型のシートは販売当初から閉まりづらいワケではなく、数年所有するうちに段々と閉まりづらくなるようです。要するに経年劣化。
で何が経年劣化しているのかと言うと、、、。原因はこいつです。
シートの裏側にあるシートと車体の接触部分に取り付けてあるゴムブッシュ(赤丸部分)です。このゴムが経年劣化により固くなることで、シートが閉まらなくなるんです。確かにこのゴムブッシュ、触ってみるとカチカチに固くなっていて全く弾力性がありませんでした。
ということは、このゴムブッシュを取り外せばいいんじゃね?となるかと思います。確かにこのゴムを外すと物凄くシートが簡単に閉まるようになります。ただし、こいつをただ外しただけでは別の問題が、、、。
このゴムブッシュを外しただけだと、シートは確かに抜群に閉まるやすくなる代わりに、シートとメットイン部分との間にあるゴム製の枠(赤い線で囲った部分)が潰れてしまい、外からホコリや水がメットインの中に侵入してしまうようです。
ではどうすればいいのか?超簡単です。100均に行って100円のものを買ってくるだけ!まあ正確には消費税のため110円ですがね。
まずはシート裏の問題のゴムブッシュを外します。単純に引っこ抜くだけですが、ゴム自体がかなり硬くなっていてだいぶ手こずりました。ペンチやウォーターポンプフライヤーなどで掴んで、思い切り掴んで頑張って引っこ抜いてください。
抜けたらその部分をシリコンオフで脱脂します。
で、こいつです。100均で買ってきた名前は分からないですが、よくある机や椅子の足の裏に貼ってすべりをよくするシートです。これを何枚か重ねて貼るだけ!ポイントとしては、外したゴムブッシュと同じ高さより少しだけ低くなるくらいにしましょう。全く同じでは閉まりづらいままだし、低すぎると閉まりやすくなっても、メットイン部分の防水防塵ゴムが潰れてしまいますからね。
はい出来ました!もっと丸い円の部分が小さいのにすれば良かったなあ、と思いますがまあシート裏なので普段見えない場所なので問題なし!
私が買ったものだと4枚重ねで丁度いいかな?という感じでした。この辺りは商品によって1枚の厚さが違うので、外したゴムブッシュの高さを見ながら調整してください。
めちゃくちゃシートが簡単に閉められるようになりましたよ。
こんな簡単な作業で格段にシートが閉まりやすくなりました。費用も手間も掛からずに快適性が手に入るので本当にオススメです。PCXの初期型(JF28)に乗っている人は、もはや必須と言えるカスタムではないでしょうか?Jf28に乗っていて、シートが閉まりづらいなあ、と思っている方はぜひお試しあれ!
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