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シグナスZのマフラーをクエン酸でサビ取り&耐熱塗料で塗装してみた

私の通勤号のシグナスZ。今は自宅での駐輪場所に屋根を付けているのでいいんですが、一時期、屋根なしで停めていた期間がありまして、その間に無残に各部が錆びついてしまいました。その中でも酷く錆びてしまったマフラー部分を必殺のクエン酸でサビ取り後、耐熱塗料でブラックに塗装してみました。

まずはマフラーの取り外し

早速作業に入ります。まずマフラーの取り外しの前に、現状の無残に錆びたマフラーをご覧ください。

なかなかヒドイ状態ですね。以前に1度、駐車場所に屋根を取り付けた後で、赤サビを無害な黒サビに変えるサビ転換剤というものを塗ってはいたので、サビ自体の進行はある程度止まっているんじゃないかと思うんですが、まあ結構ヒドイ状態です。

では、このマフラーを取り外していきます。

12ミリのソケットとレンチを用意して、マフラーの付け根にあるボルトを外そうと試みますが、、、。

届きません。

それならば、とエクステンションバーを取り付けるも、他のパーツに当たりやはり届きません。

シグナスZの場合は、結局、このT字型の工具を使ったら届きました。この辺りは車種によってマチマチですね。

これだとイマイチ力が込められないんですが、何とか回せました。

外したボルトがこちら。ここもかなりのサビが進行しています。

マフラー付け根のボルトを外したら、今度はマフラー本体の固定部分を外しておきましょう。

シグナスZのマフラー本体の固定部分はこの赤丸部分の2箇所。最初ここはどうやって外すのか?かなり迷ったんですが、ここってボルトで固定されているんじゃなく、ただハマっているだけ。なので、赤丸部分を矢印の向きに引っ張るのみ!結構チカラがいりますよ。

はい外せました。マフラーの左上に一緒に外したガスケットも写ってますね。ガスケットは再利用しないので、取り付け時に新品に交換します。

いや〜、外して良く見るとサビが酷くてやっぱり汚いですね。さあこのサビをおとしていきましょう。

サビ落としは必殺のクエン酸にどぶ漬

さてサビ落としは、いつものクエン酸を使います。

いつもサビ落としにお世話になっております。今回もよろしくお願い致します。

今回はマフラーということで、全部浸すことに抵抗があった私は、外の水道場に栓をして臨みました。いやあ、今思えばビビる必要なかったなあ、と。いつものように大きな衣装ケースを使って完全に浸せば良かったな、と少し後悔。

栓をしてクエン酸を適量まいてます。写真の量では少し少ないかな?と思ったので、後で継ぎ足してます。ここはビビらずケチらず多めでいいと思います。

ここにお風呂の残り湯でいいので、お湯を注ぎマフラーを浸します。

さきほど外したボルトも一緒に放り込んでおきます。後はただ待つだけ!圧倒的に楽ちんです。

浸してから数時間後と半日後の写真。サビが徐々に剥がれてお湯の色が変わってきているのが分かります。このまま一晩置いておきます。

翌日の写真です。お湯の色がかなり変わってはいるものの、思っていたよりも剥がれていない感じ。やはり今回のサビは頑固で強力です。本来はこのまま2、3日置いておくといいんですが、もう待ってられません。

ちなみに何やら紙が写っていますが、クエン酸水に浸せていない部分は、このようにクエン酸水に浸した紙を貼っておく良いんです。

こんな感じ。本当はこの上からサランラップを巻いておくとさらに良いんですが、今回は面倒だったので割愛しました。

さて、このままでは時間が掛かるので、道具を使って強制的にサビを落としていきましょう。といっても、この中のスポンジとワイヤーブラシで擦ったのみ!左の工具は結局使いませんでしたね。

ゴシゴシと軽く擦っていくとドンドンとサビが取れていくのが気持ちいい!

あらかたサビを落としたら重曹を溶かしたお湯に数分間でいいので浸して中和させるのをお忘れなく!

さてサビをコスり落として重曹水で中和させ乾燥させたマフラーをご覧ください。

かなりサビが落ちました!

ボルトもこんなにキレイにサビが落ちました!

ただ、クエン酸水に浸せなかった部分はイマイチ。まあこの辺は妥協します。エキパイ部分の錆をかなり落とせてので満足です。

耐熱塗料で塗装する

さあ、サビ自体はだいぶ落とせたので次は塗装にいきますよ。私、塗装自体初体験なんですが、まあ何とかなるでしょ?

まずは簡易塗装ブースの制作から。もう夕方に近づいているのであまり時間もありません。考えるよりも動け!と天の声を聞き、サクッと仕上げました。

どうですか?紙とダンボールで仕上げた超適当塗装ブースの完成です。30分ほどで創り上げましたよ。

駐輪場の屋根にかませたモップから紐で吊るしています。

うん、見事なブースに惚れ惚れ。自画自賛です。

後は3回くらいに分けて塗装していくだけです。薄く塗っては乾かしてまた塗装の繰り返し。冬にやっているので乾きが遅いのが難点ですが、もうやるしかないです。

塗装1回目。

塗装2回目。

塗装3回目。

この日は風も強くて、冬の風の強い日という塗装には全く向かない最悪のシチュエーションの中、人生初塗装をした割にはまあまあな結果だと思います。

エキパイ部分。

本体部分。

マフラーエンド部分。

初めてにしては上出来!全然オッケーです。

ちなみに使った耐熱塗料はこちら。

https://amzn.to/3NUr2aS

いやあ。なかなか使いやすくて良かったですよ。初心者でも全く不安なく塗装出来ましたからね。

最大の難所!マフラーの取り付け

さてキレイに仕上がったマフラー。これを車体に取り付けるのが最大の山場です。というのも本来耐熱塗料を乾かすためには、バーナーで炙るか、このままホコリがつかない密閉された場所で長時間自然乾燥させた後に、車体に取り付けてから走行し、その熱で乾燥させるしかない!

しかし、そんな道具も時間も場所もない!なのでそのまま取り付けて走行させて強引に乾燥させるしかない!

乾きも中途半端なまま、マフラーを持って強引に車体に取り付けを強行敢行しますよ。

取り付ける際は忘れずに新品のガスケットを用意しましょう。新品のガスケットの横にあるのが最初に付いていた純正のガスケット。ガスケットは必ず交換しましょう。

シグナスZに取り付け可能なガスケットはこちら。

https://amzn.to/3NUSqWk

マフラーの取り付けはかなり大変でした。まだ乾燥しきっていないマフラーを手に持って、なんとか取り付けたときには手が塗料で真黒!!

またエキパイ部分の塗料が結構ハゲてしまいました。

マフラーエンド部分だけ見るとキレイなんですが、、、。

エキパイ部分は手で持たなくてはならず、結構ハゲてマダラになってます。

でも当初のサビだらけのマフラーよりも数倍キレイ!!まあこれで良しとするか!

エキパイ部分の塗装が、、、

初めての自家塗装にまあ満足して通勤に使ってエンジン熱で塗装の焼付を行っていましたが、問題発生!

やはり取り付け時に手で触りまくってマダラになっていたエキパイ部分の塗装が剥がれてきました。

う〜ん、さすがにこんなに禿げれると、またサビそう、、、。とはいえ、またマフラーを外す気にもなれず、どうしようかなあ、と思っていたんですが、、、。

そうだ!

何かの透明な容器にビニールを掛け、ビニールに穴を開け、その中に耐熱塗料をスプレーして塗料を容器の中に出してから、その塗料を捨てる予定だった古いスポンジに取って、マフラーを付けたまま直接ヌリヌリしました。

結果は大成功!

適当ながらも厚く塗っておいたら、その後の走行による焼付きにも全然剥がれませんでした。

いやあ、マフラーが黒黒としてキレイです。マフラーの塗装はかなりの外観のリフレッシュ効果がありますね。新品のようで気持ちいい〜!!

まとめ

マフラーの錆を落として、さらに初めての塗装に挑んだのですが、今回の結果はかなりの大満足!!

バイクが新品に生まれ変わったかのようなリフレッシュ効果がありますよ。古いバイクに乗っている方はぜひチャレンジしてみてください。

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