シグナスZのエンスト問題に悩ませられ幾星霜、、、。ついにエンストを九割近く防ぐ方法を見つけたり!そのエンスト解決方法はとても簡単な方法でした。
いや正直シグナスZのエンスト問題は、もう完全に諦めていたというか、気にしていなかったというか、もう完全に「こういうものなんだ」と思っていたし、これがデフォルトの仕様くらいに考えていました。
信号待ちのときにエンストしても、セル一発で再始動出来るので、もう慣れっこだったし言ってしまえばアイドリングストップしている感覚でした。
それが所有してから10年目にして、エンスト症状の9割くらいを防ぐ方法を見つけました。それは、、、。
メットイン奥にあるアイドリング調整のネジを回すだけ
だったんです。
では早速やってみましょう。
必要な道具は+ドライバーのみ!では早速メットインの中を見てみます。
メットインに入っているものをどかし、空っぽにすると、真ん中に黒いフタのようなものがありますね。
この細長い出っ張り部分をつまんで、、、。
カポッと剥がすようにすると、エンジン内のキャブレター上部をのぞき込めます。
すぐ目の前に、プラスドライバーで回せるネジがありますね。これがキャブレターのアイドリング機構です。こいつを
なので、エンストが酷いときは、右に回してください。どの程度回すかは車両の個体差もあると思うので一概には言えませんが、私のシグナスZの場合は、右に90度回しました。この辺りの加減はエンジンを掛けながらじっくりと調整してみてください。
こういう感じですね。ネジに赤いマジックなどで元の位置をマーキングしておくとい良いでしょう。
たったこれだけで、実に9割くらいエンストすることが無くなりました。ちょっとビックリです。残りの1割は、冬の寒い日の走り出し直後にすぐに信号で停車したときくらいです。それ以外は本当にエンストしなくなりました。
いやあ至極当たり前のことですが、エンストしないのってこんなにも快適なんだということをシグナスZを乗る上で初めて体感した所有10年目の春でした、、、。
とはいえ、シグナスZならば確実にこの方法でエンストしなくなる訳ではないようなので、そこは注意です。他の人が書いている記事によると、この方法でもエンストするという人もいたので、個体差もあるかもしれません。
アイドリングを上げることによってデメリットもあります。
これは私が自宅にシグナスZをいつも駐車している場所なんですが、ガソリンが漏れていますね。燃調が濃すぎるためにキャブレターがオーバーフローを起こしています。
こうしてみると結構な量に感じるかもしれませんが、アイドリング調整してから1年以上同じ場所に駐車していて付いたものなので、その量はごく僅かです。
これ勘違いしてましたが、ガソリンのオーバーフローではなく、うっすら漏れているのはエンジンオイルでした。場所もキャブレターからではなく、シリンダーヘッドにあるガスケットの劣化によるものでした。
実際、アイドリング調整する前と後で燃費を比べると、アイドリング調整するのと同時に各種メンテナンスを施しているので、むしろ以前よりも大幅に燃費はアップしています。
また夏場はアイドリングがちょっと高い感じが確かにするので、本当は夏場は通常時に戻した方がいいのかもしれません。私はそのまま(アイドリングが高いまま)にしていますが、季節によって調整するのがベストでしょう。
キャブレターの分解・清掃すればなおベストだと思いますが、とりあえず私はこの状態で満足しているので、何か問題が起きるまではこのまま行こうと思います。
早くエンジンオイル漏れを治したいところですが、場所が場所だけにねえ、、、。シリンダーヘッドを外すとなると、、、。まだやってません!部品(ガスケット)はアクシストリート製を取り寄せ済み。
キャブレターのオーバーフローはちょっと気になりますが、それよりもエンストがほぼ起きなくなったことの快適性が非常に高いです。個体差もあるようなので必ずエンストしなくなる訳ではないのでしょうが、長いことエンスト病に悩ませられているシグナスZオーナーさん(そんな人って他にいるのか?)は、ぜひお試しください。
© 2021 ゲニスク