中古で購入した初期型(JF28)のベトナム仕様のPCXに、リアキャリアとリアボックス(トップケース)を装着してみました。メットインが標準装備な原付二種スクーターにリアボックスを取り付けることで収納力がさらに大幅アップ!
私が中古で購入した初期型(JF28)のPCXには、すでにリアにグラブバーが装着されています。
これらは納車直後に撮った写真。結構立派なものが付いています。これはこれでカッコいいんですが、私はバイクにはリアボックスをほぼ必ず付けたい派です。今回リアキャリアを装着するにあたってグラブバーと同時に取り付けは出来ない為、勿体無いけど取り外すことに。短い間だったけどありがとうな〜!
取り外しは簡単で、シートを開けてネジ4本外すだけで取り外し完了。これでリアキャリア装着準備OKです。
そう、リアキャリア装着準備完了などと宣ってますが、初期型(JF28)PCXにリアキャリアを装着するためには、実は一手間残っています。いや一手間どころではありません。それが、、、。
リアカウルへの穴あけ作業
です。なんか面倒くさそうです。しかしやらなければリアキャリアは装着出来ないので頑張りますよ。
早速作業開始!の前に今回買ったリアキャリアはこちら。
SHADのリアボックス(トップケース)専用のトップマスターフィッティングキット〜PCX用なるものです。妻専用機のNMAXに取り付けたSHADのSH33というリアボックスが使いやすくてカッコよくてかなり気に入ったので、PCXにもSHADの同じボックスを付けたいと思い、このキットにしました。
SHADのSH33と共にネットで購入済みです。
さあ、それではやってみましょう。
まずはリアのカウルを外さないことには始まりません。リアカウルの着脱についてはこちらを参照してください。
外したらカウルを裏返しにしてみると、
このようにキャリアを取り付けるときに穴を空けるために、最初から印として円が刻印されています(赤丸部分)。これが4つ刻印されています。これは親切ですね。とはいえ2代目以降のPCX(JF56、JF81)は、穴あけする必要がない親切設計になっているんですよね。正直羨ましい、、、。
羨ましがっていても穴は開きませんので作業を続けます。
とりあえず手持ちの道具で使えそうなものは、、、と。
こんなん出てきました。これじゃ穴が小さいのは分かりきっていますが、穴あけに使えそうなのはこれしかないのでこれでやるしかありません。
予想通りの結果です。ここに至るまでに奮闘すること30分以上。これ以上はもう限界です。はっきり言って埒が明きませんがな。しかも汚い!これじゃキャリアの足の4つの柱が通らないのは火を見るより明らかなり。
一時撤退命令が下りました。
こりゃイカンということで、結局新たな工具を買いに行くことにしました。
と、その前にそう言えば以前にネットで安いUSB充電式の電動工具セットを買っていたのを思い出しました。
こんなやつです。結構しっかりしています。
ただこの中にドリル的なものはないので、ドリルだけは買いに行かなきゃいけません。さて、こいつと組み合わせて使うドリルを買いに行きますかねえ。
で、こんなやつらを買ってきました。メインはホームセンターで購入した写真左下に写っているドリル。あとは使うか分からないけど、開けた穴のバリ取りに使えそうなものをダイソーで買いました。
さあ、あんた達頼みますよ!
早速4つの穴のうちの一つを電動工具&ドリルのセットでお試し的に穴を開けてみました。すると、、、。
何これ、スゴい、、、。あっという間にこんな穴が!もう瞬殺です。
右下の穴がそれ。なんで最初からこれでやらなかったんだろう、、、。というくらいに速く正確で大きな穴が。素晴らしい!
後は4つとも穴を広げ、実際に車体にあてがってみて穴の大きさを調整していきます。この電動工具とドリルのセット、穴を広げる時も素晴らしいパフォーマンスを見せつけてくれました。穴にドリルのサイドを当てていくと簡単に綺麗に削れて広げることが可能。もう穴あけはこいつらなしでは無理です。まあ穴を開けることって、この先生きていく中でそんなにないと思いますがね。
最終的には、こんな感じで落ち着きました。思っていたよりも結構穴を広げないとキャリアの柱部分が入りませんでした。余談ですが買ってきたドリル以外の工具は全く使いませんでした。ドリル最高!
リアキャリアの4つの柱がカウルに干渉せずに穴に入ることが確認出来てから、カウルを車体にしっかりと取り付けます。
キャリアをしっかりとネジ止め。いい感じ。
シートを閉めても干渉しません。
あとはサクッとベースプレートを取り付けて完成です。
早速購入したSHADのSH33を取り付けてみます。
お〜!!いいね!似合ってますね。トップケースを装着することで車長が長くなり何となく立派に見えます。これで収納力も大幅アップで大満足です。
初期型(JF28)のPCXにリアキャリアやリアボックス(トップケース)を取り付ける為の最大の障壁は、何と言っても穴あけ加工につきますね。ここさえクリア出来れば何も難しくないんですがね。とにかくドリル最高。その一言に尽きます。
しかし穴あけ加工の必要がない2代目以降のPCXは、この点においてはつくづく羨ましいと思いましたね。
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