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これまで乗ってきた愛車紹介3〜バーディー50、GN125H、そして今

自分の愛車遍歴を赤裸々に語るシリーズ「過去の愛車紹介」もいよいよ最終回、通勤バイク編です。今回は転職を機にバイク通勤をするようになった私が、主に通勤のために購入したバイクを紹介します。

転職を機に再びバイクを購入する

まあいろいろあって7〜8年務めた仕事を辞め、今の仕事に転職をしました。その際に職場から5kmほどの距離にアパートを借り一人暮らしを始めたんですが、自由っていいですね。前職は会社の寮生活だったため、いろいろと制約が多くバイクも所有出来なかったんですが、一人暮らしならば、アパートの駐輪場さえOKならばその辺りは自由ですからね。

とはいえ職場まで片道5kmほどということもあり、当初は自転車で通勤していました。しかし、たかが5km、されど5km。だんだん面倒になってきたので、こりゃやはりバイク通勤でしょ?という考えになるまでに時間は掛かりませんでした。私の職場は自転車やバイクの駐輪スペースはまあまあ充実しているので、バイク通勤している人がかなりいます。大型から50ccまで車種も様々。

すぐにでもバイク通勤に切り替えたかった私は、近所の自転車屋が中古のバイクを数台販売しているのを見つけ、とりあえず何でもいいからその中から選ぼう、ということで適当にこれ!というバイクを購入しちゃいました。

スーパーカブ?いいや違う! スズキ バーディー50

引用:グーバイク

近くの自転車屋で即決したバイクはスズキのバーディー50。中古で7万円くらいで購入。

最初はホンダのスーパーカブか?と思ったのですが違いました。そっくりですけどね。まあ、外見もさることながら中身もほとんど一緒。要するにスーパーカブのスズキ版といったところ。カブと同じく自動遠心クラッチで3速仕様です。

しかし自分は本当に何故かこういうことが多い!過去の愛車紹介その2を見てもらえば分かりますが、ビジネスバイクの王道ホンダCD50ではなくヤマハYB50を買うし、ホンダスーパーカブではなくスズキのバーディー50を買うという、、、。マイナー車との縁に恵まれているのでしょう。

今回の場合はスーパーカブを買いたかったわけではないんですけどね。片道5kmの通勤に使うだけなので、もう何でもいいから速攻で欲しかった。で、近所の自転車屋で買えば納車も早いだろうし、とにかく安かったので。

自動遠心クラッチって乗ったことなかったから、不安でもあるし楽しみでもあったんですが、その自転車屋で買おうかどうか悩んでたら「ちょっと乗ってみる?それから決めてもいいよ。」なんて言ってくれたので、ちょっとだけ試乗。そうしたら意外と楽しかったので即決というワケです。

まあしかし、ビラーゴを手放してから、少し経っているとはいえ、250ccから50ccしかもスクーターではなく、自動遠心クラッチのバーディー50ですからね、、、。はっきり言って公道を走らせると遅い!出だしの加速はかなり遅いです。

それでもせっかく買ったからには有効活用だ!ということでホームセンターに赴き、いわゆるホムセン箱と言われるプラスチック製のボックスを購入して底に穴を開け、キャリアにネジ止めして固定。さらにフタ部分にも穴を開け、南京錠をつけて鍵付きのボックスにして収納力をアップして使ってました。もろにオッサン仕様。まだ当時は30歳になったばかりでしたが、あまりにもオッサン戦闘力の高いバイクに同僚からは笑われていましたね。いやむしろ人気だったほど。

このホムセン箱、もちろん容量にもよりますが形がほぼ真四角なため、収納力が無茶苦茶高いです。かなりの容量がスッポリ入りますよ。まあダサいですけどね。収納力命!という方にはオススメです。

通勤経路には距離は短いながらも大きな幹線道路あり、3車線の右折もありで、とにかく煽られるし二段階右折も面倒くさい!片道5kmならば何でもいいや、なんて考えていたものの、すぐにバーディー50での通勤が嫌になってきました。

しかし捨てる神あれば拾う神あり。私がもう売ろうかな?と考えていたら、同僚の本物のオッサンが「要らないなら売ってちょーだい!息子に乗らせたい」なんて言うものだから、二束三文で売っちゃいました。なんか自分が所有したバイクって必ず欲しい人が出てくるのが不思議です。

初の中国バイク スズキ GN125H

引用:ウェビック

オッサンバイクが続きます。バーディー50を本物のオッサンに売却した後は、さて次はどんなバイクにしようかな?と考えていました。最終的にはマニュアルにするか?スクーターにするか?でした。もうバーディー50で懲りていたので、原付50はなし。とはいえ単車などの大きめなバイクはアパートの駐輪場が狭いためNG。となればアパートの駐輪場に置けるくらいの大きさの最大排気量である125ccという排気量に目を付けました。

125ccという排気量は乗った経験がなく、パワー感などは未知数でしたが、雑誌などでもメリットづくめの排気量ということで特集が組まれていたり、注目され始めていたころで、そういった記事を見るとパワーは必要十分といった内容が多く、「まあ大丈夫だろう」と考えていました。

あとはスクーターにするか?マニュアルにするか?で最後まで悩み下した結論は、、、。マニュアルでした!

ちなみにこの時に最後まで悩んでいたのはキムコのV-Link125というスクーターでした。どうも私は人と被らないのが好みなようです。

なぜマニュアルのバイクにしたか?それは当時激安で販売され始めていたスズキ GN125というバイクの存在を知って「中々かっこいいんじゃないかい?」となったのが一番大きな理由です。メッキ部品が多数使われていてレトロな感じが気に入った!GN125は元々日本で販売されていたバイクで、とっくに絶版になっていたんですがスズキから技術供与を受けた中国の大長江集団というバイクメーカーが生産したものが、当時日本で並行輸入されて販売されていました。

その並行輸入されていたGN125がとにかく安い!新車で15~17万円ほどで販売されていました。中国から並行輸入されたGNの当時の最新型は末尾にHが入った、GN125Hでした。

新車がその値段?50ccの原付より安い!ということで私、そのGN125Hを購入しました。またしてもオッサンバイクご購入ですな。

いい意味で普通のバイク

中国生産だろうと日本生産だろうと、私にはそこには特に不安はありませんでした。どちらかと言えば125ccという排気量に対しての不安はありましたね。50ccよりは当然マシだろうけど大きな幹線道路を普通に流せるだけの力はあるのだろうか?

結果は杞憂に終わりました。単純に当たり前のことだけど、125ccというのは250ccと50ccの間という感じ。250ccに比べると非力だけど50ccに比べるとパワーも全然あるなと。本当に中間といった感じ。

出だしはそこそこで、スピードに乗るまではギアチェンジは結構忙しくやらないとダメだけど、乗ってしまえば軽く流れをリード出来るといった感じですね。当然幹線道路も普通に流せます。パワーは昔の日本生産版の方が数値は高く、中国生産版はパワーダウンしているようですが、乗っていてなるほど、と思いました。特に不満があるパワーではないけど、もう少しあったらもっと気持ち良かっただろうな、と正直思いました。

燃費に関してはそこまで良くないなあ、とも思いました。リッター30kmくらいだったかと思います。納車してからずっと燃費は測ってたんですが大体いつも変わらずリッター30前後でしたね。ネットの情報だと大体リッター40前後でいいときは50行くみたいなことが書いてますが、私のは個体差なのか?かなり悪い方ですね。乗り方やメンテンスで変わるのかもしれないですが、そこまでぶん回していたわけでも、メンテナンスを怠っていたわけでもないのでやはり個体差なのかなあ、と思います。

スピードも現実的なところで85kmがいいところかなあ。充分です。それ以上は回せば出るかもしれないですが、明らかに苦しそうでそれ以上は回す気にはなれませんでした。まあ公道でそこまで出す必要もないですけどね。速度違反ですから。

購入してすぐにウインカー交換

このGN125H、レトロな外観が魅力なんですが、やはりウインカーがでかい!そこが魅力なんだと思いつつも私としてはやはり小ぶりなウインカーの方が好みなんですよ。なので購入してしばらく乗っていたらビラーゴの時のようにウインカー変えたい病が再発してしまい、またしてもお馴染みの砲弾型ウインカーに交換しました。

二度目のウインカー交換は慣れたもので、結構簡単に変えられました。慣れって大事ですな。

故障知らずだが、、、。

中国生産のGN125H、基本的にはノントラブルでした。そこまで頻繁にメンテンスをしなくても快調にエンジンが回っていましたが、1度だけエンジンは掛かるけども、その後アクセルをひねると即エンストするという状態(ひねった後戻したらエンストだったか正直忘れた)になったことがありました。

早速本などで調べると、この症状はキャブレターに異物が詰まったことによるものらしい、ということが分かりました。キャブレターなんぞ弄ったことがなかった私でしたが、ネットで調べて(当時はまだGN125の情報もかなり少なかった、、、。)なんとか見よう見まねで外すことに成功!恐る恐るキャブレターを分解してみると、、、。

メインジェットだったかパイロットジェットだったかもう忘れましたが、とにかくどちらかのジェットの穴が完全に詰まっていて、のぞいて見ても向こうが全く見えない状態でした。

「こういうときはパーツクリーナーで吹付ければ異物を飛ばせるんだよなあ!」

と、スポーンと異物をふきとばす光景を楽しみにしながらパーツクリーナーを吹き付けても、全く吹き飛ばず穴が完全に塞がったままでした、、、。あれ?と思って今度は細めの針金で突き刺す作戦に移行したのですが、今度も全くダメ!

もうね、完全に異物がガッチリ詰まってました。

もうこうなるとジェット自体を交換するしかない!ということで2りんかんに買いに行きましたよ。ついでにネットで調べると、メインジェットとパイロットジェットを何番に変えると、中低速重視でとても乗りやすくなるよ!とのことだったので、その通りの番数のジェットを購入して交換しました。そうしたら、、、。本当に走りやすい!発進時の加速が良くなって、メチャクチャ乗りやすくなって驚いたもんです。

いやあ、こんな私でもキャブレターのオーバーホールが出来るなんて、、、。ネットって便利だなあと感動しましたね。

リアボックスは本当に便利

前者のバーディー50で味を占めて以来、バイクに簡単に収納力を付与することが可能なリアボックスは私の中ではマストアイテムとなりました。

バイクにリアボックスがダサすぎて死ぬほどキライ!

って人もいるようですが私は全然OK派です。まあ人それぞれですね。なので当然GN125にも装着しました。さすがにホムセン箱はあまりにもオッサンくさいのでやめましたが。

最初はホームセンターで売っている格安のバイク用リアボックスを使っていたんですが、ある時にいきなり鍵が回せなくなりご臨終。そんな経験もあって、次は有名なGIVIのリアボックスを装着しました。こちらは本当に故障知らず!壊れる気配が全くありません。優秀ですね。

今はGIVIとSHADのリアボックスを使ってますが、さすが定評のあるメーカーですね。便利で故障知らず!おすすめです。

結構気に入ってたが、、、。

そんなこんなでGN125Hも気に入って乗っていました。買い物に使ったりかなり活躍してくれました。通勤時も特に支障もなく乗れていましたが、強いて不満を言えば125ccクラスだと、やはり発進からスピードに乗せるまでのギアチェンジが忙しいことですね。これはGNがどうこうじゃなく、単に排気量の問題ですね。

私の場合、特に通勤時にいかに楽に加速出来るか?ということに重点を置いていたので、そうなるとやはりスクーターの方がいいのかも?という想いが徐々に大きくなっていたところに、、、。

またしても会社の別のオッサンが「いいバイクに乗ってるねえ?」と声を掛けてきたのがキッカケであれよあれよという間に売却の話がまとまり売っちゃいました。

そうしたら今度は前車のバーディー50を売却したオッサンに

「えーっ!なんで俺に売ってくれなかったんだよー?ひそかに狙ってたのにー!」

って言われました。どんだけオッサンホイホイなんだよ、GN125Hよ、、、。

そういえばこんなこともありました。GN125Hに乗って買い物から自分のアパートに帰ってきたときに、後ろから走って追いかけて来る足音が、、、。振り返ると見知らぬオジサンが息を切らしながら立っていて、開口一番、

「ハアハア、それなんてバイク?何ccなの?カッコいいね、ハアハア、、、。」

ですよ?スゴくないですか?GN125Hのオジサンからのモテっぷりときたら。

また信号待ち中にバイクのオッサンから声を掛けられること数回、、、。ホントに変なところでGN125Hの凄さを感じましたよ。

GN125Hから、、、現在も現役 中国ヤマハ シグナスZ

そして最後に現在も現役で絶賛稼働中の中国ヤマハのシグナスZに行き着いたワケです。シグナスZについてはシグナスZのページに詳しく書いていますので、そちらを参照を!

まとめ

いやあ、こうして振り返ってみると結構いろんなバイクに乗ってきましたね。まあ大した台数を所有していないと言えばそうかもしれませんが、とにかく私はマニュアル車ばかり所有してきたんだ、ということが分かりました。

スクーターのサイトを立ち上げた割には、結局所有したスクーターは現在も乗っているシグナスZが最初ですからね。いろんなバイクを乗ってきて思うのは125ccという枠で考えるとスクーターは本当に便利で最強の通勤のお供です。

まあ今後はまたマニュアルも買うかもしれないし、そのままスクーターで過ごすかもしれませんが、一つ言えるのは必ずなんかしらのバイクは乗り続けるだろうな、ということ。それは自分の半生を振り蹴ってみたから分かること。免許取得以来、必ずバイクに乗ってきてますから。やっぱりバイクって最高だ!!

バイクは楽しくて気持ちいい!中でも特に維持費が安くて気軽に乗れて、コスパ・利便性が最高な排気量が125cc以下のいわゆる原付二種のスクーターについて語るサイトです。