中古で新たに増車した初期型(JF28)後期、ベトナムからの逆輸入車バージョンである我がPCX。ヘッドライトが黄色掛かった暗めのハロゲンバルブだったので交換しました。本当はLEDにしようと思っていたけれど、思いのほか面倒なのと費用が掛かりそうなので断念し、高効率の白いハロゲンバルブに変更です。
交換した高効率ハロゲンランプが球切れしたので、ついにヘッドランプをLED化しました。記事の最後に追記しています。
全部の灯火類が全てLED化されているので有名なPCXですが、それは2代目(JF56型)からの話であって、初期型(JF28)は違います。一つもLED化されてなどいません。全ての灯火類がハロゲンバルブです。
全然いいんですけどね。今じゃLEDバルブ自体、かなり安く入手出来ますし品質も上がっていますから。むしろ自分でカスタムする楽しみが残っていてむしろ好都合ってもんです(負け惜しみ)。
初期型(JF28)の後期型ベトナムからの逆輸入バージョンである我がPCXも当然、全てのバルブがハロゲン仕様です。
ヘッドライトのみならず、ポジションランプもこのように真っ黄色です。この昭和なレトロな感じが全開な点灯状況を見ながら、
「これだよ。こういうのでいいんだよ。」
などと、定食屋で独り飯しながら独り言を連発する某飯テロ屋さんの決めゼリフのような気分に私はなれません。やはり白い発光色に憧れます。なので真っ先に交換したいと思います。
ヘッドライトもポジションランプもLED化しようと企み、差し当たってより簡単に出来る方のポジションランプのLED化を先に済ませました。ポジションランプのLEDバルブの交換は本当に簡単に出来ました。
で、続いてはヘッドライトバルブのLED化に着手です。
調べると基本的にはPCXの初期型(JF28)のヘッドライトバルブはHS5という規格のバルブが使われているとのこと。ただ、このHS5という規格が厄介で、あまり他車種に使われていないバルブのようです。使われないバルブの規格というのは、当然廃れていくワケで、HS5のLEDバルブというのはポン付けで装着出来るようなバルブがほぼありません。あっても異様に高かったり、すでに製造中止になっていたり、、、。
もちろんHS5のLEDは売っていますが、ポン付けは出来ないし(要加工)、そもそもバルブが1個単位でしか売っていなくて価格も割高です。
う〜ん、なんだか面倒だな、、、。と思っていたら朗報が!
どうやらPCXの初期型(JF28)のタイからの逆輸入バージョンは、ヘッドライトバルブがHS5ではなく、これまたマニアックなPH7という規格らしい、、、。で、このPH7だとポン付けで交換出来るLEDバルブが2個セット(PCXのヘッドライトはバルブが2灯式)で激安で購入出来るじゃないですか!
喜んでPH7のバルブ2個セットをネットで購入してバルブ交換に臨みましたよ。己の間違いに気づかずにね。
さて鼻息荒く、意気揚々とヘッドライトのバルブ交換に臨む私。
フロントのヘッドライトユニットの下から手を突っ込み、ガサゴソとバルブユニットを外しに掛かります。PCXの初期型(JF28)のヘッドライトのバルブ交換はポジションランプ交換と同様、フロントから手を突っ込むだけで工具なしで交換可能です(若干ポジションランプ交換よりはやりにくいです)。
はい、何とか外せました。
ん?あ、あれ、、、?
こ、これは、、、。HS5じゃないかあ!
そうです。PCXの初期型(JF28)の前期型の逆輸入バージョンは生産国がタイで、ヘッドライトバルブの規格はPH7です。それに対してPCXの初期型(JF28)の後期型の逆輸入バージョンは生産国がベトナムで、ヘッドライトバルブの規格はHS5なんです。
つまり私のPCXのヘッドライトバルブは国内バージョンと同じでHS5。なのでPH7は付きません。
一旦整理すると、PCXの初期型(JF28)のヘッドライトバルブの規格は、前期型タイからの逆輸入バージョンだけがPH7で、それ以外は前期型も後期型(ベトナムからの逆輸入バージョンも含む)も全てHS5ということです。
ということで、この日は外したバルブをそっとそのまま戻して終了。PH7のバルブは送料を払って返品し、新たに安い高効率な白いハロゲンバルブを買い直しました。ハロゲンのHS5ならば当然ポン付け可能ですからね。LEDにしたかったんですがやむを得ません。
後日、注文していたハロゲンバルブが届いたので早速交換に再トライです。
今回注文した高効率ハロゲンバルブ。写真を撮ったのは交換した後だったので、箱の上に乗っているバルブは取り外した純正バルブです。まあ形は純正バルブと全く一緒です。製品自体の外観はランプ部分が青いってだけです。
⬆購入したのはこちら。1個入りなので2個購入。
前回バルブユニットの外し方は実践していたので、もはや手慣れたものです。
向かって左側だけ高効率バルブに交換した状態。青いランプ部分がリフレクター部分に反射していますね。
チャッチャッと反対側も交換してハイ完成!
では早速点灯させてみようじゃないか!
「おー!こういうのがいいんだよ。」
結構白い!すでにポジションランプはLEDに交換しているんですが、色合いも違和感がない!思ったよりもいいんじゃないか?!
夜に点灯させてみるとこんな感じ。全然OK!!LEDではないけど、結構明るいしこれなら満足です。
PCXを購入してから直ぐにヘッドランプを交換してから、はや1年と10ヶ月。2年と持たずに切れちゃいましたよ高効率ハロゲンランプが!
割と白い感じで気に入っていたんですが、切れてしまってはどうしようもありませんな。
片側が切れた状態で走行していては、いつ白バイに止められるかも分からないし、片側だけ点灯した状態では、もう一方も切れてしまうのは時間の問題!
ということで、、、。
見てください、この無様な姿を。とりあえず切れた片側だけを余っていた純正球に変えておきました。このままでは恥ずかしいので、ネットで新たなバルブを注文しておきました。
これが切れた高効率ハロゲンバルブ。思いっ切り、中のフィラメントがブツ切れております。購入から1年と10ヶ月、、、。切れるの早過ぎないか?!
ちなみにこちらがとりあえず元に戻した純正球。中のフィラメントはしっかりしていますね。
このPCXを中古で購入した2020年9月頃には、初期型PCXが採用しているHS5規格のヘッドランプのLED球というのは、ほとんどありませんでした。
あっても異様に高いものか、加工が必要なものばかりで、ポン付け出来てなおかつそこそこリーズナブルなものが無かったんですよね。
しかし、この2年弱の間にポン付け出来る商品がいくつか奇跡的にラインナップされていました。
調べて見ると数種類ラインナップされているんですが、レビューを見てみるとヒドイのもいくつか散見されますね。
そんな中良さそうなのが、
バルブメーカーで有名なあのM&Hマツシマがついに出したHS5規格のLEDバルブ。
ただし高い!このバルブ1個で3千円超え。PCXの場合、これが2個必要なので、6千円を超えてきます。なので却下!
続いてはこちら。
このバルブ海外製と思われるんですが。評価はまあまあ良いようです。2個セットもありますよ。
↑こちらが2個セットの方。
で、私はというとAmazonでは購入せず、同じものをヤフオクで購入しました。購入当時はヤフオクの方が若干安かったもので。(今だったら価格差がほぼないのでAmazonで購入するでしょうね。)
注文しておいたLEDバルブが届いたので、早速交換しましょう。
届いたHS5のLEDバルブはこんな感じ。
まずは今付いているバルブを外します。
このようにヘッドライト正面から見て、左右どちらのバルブも、バルブを右に回すと外れ、左に回すと固定されます。
バルブが外れたら中央の赤いツメを持ち上げてバルブを引き抜きます。
左が外した純正バルブで右が今回購入したLEDバルブ。結構長さが違いますが、問題なく装着出来ます。
ん?なんだか左に回して固定するのが上手くいかない!ちょっと斜めのところで止まってしまってます。
なのでバルブのゴム部分を切れてしまった高効率バルブのものと交換してみます。
それでも硬いのですが、若干マシになりました。なんとか力づくで左に回し、固定しました。赤いゴム部品はLEDのものも高効率のものも見た目は同じに見えるんですがねえ、、、。
うーむ、向かって右側がかなり固くて、まだ少しだけ斜めってますが、しっかり固定は出来ていますので良しとします。
それでは交換も無事に済んだので、いざライトオン!!
おお〜!! いいじゃないか〜!!
思っていたよりも綺麗な白色でポジションランプとの相性もバッチリ!
夜間に正面から見るとこんな感じ。
家の前の壁に照射するとこうなります。
これなら合格点ですね。あとは耐久性がどうか?とりあえず使い続けてみましょう。
バルブ規格を間違えたり、せっかく購入した高効率バルブが早めに切れてしまったりと、紆余曲折を経て、ついに念願のLEDバルブになった我がPCX。
H4などのバルブに比べて、あまり一般的ではないHS5という規格のためにやはり少し割高になってしまうものの、比較的リーズナブルにLEDバルブにすることが出来てよかったです。
また思ったよりも綺麗に発光してくれているので大満足です。
あとは耐久性がどうか?ですね。
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