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NMAX125のエンジンオイルの交換をDIYで自分でやってみた

カミさんがこよなく愛する125ccスクーターのヤマハNMAX125ccのエンジンオイルの交換をDIYで自分でやってみましたよ。自分でやってみると案外簡単だし、愛車の調子も良く分かる!ショップに任せるのもいいけれど、たまには自分でやってみるべし!

NMAXのオイル交換推奨時期

NMAXの取扱説明書ではエンジンオイルの交換時期は

  • 初回 1ヶ月点検時または1,000km走行時
  • 2回目 6,000km走行時
  • 3回目以降 6,000km走行または1年ごと

となっています。意外と交換スパンが長いんですね。今回オイル交換にあたって前回にショップでオイル交換してから走行距離が2,383km走っていたので、かなり早めと言えるでしょう。説明書では6,000km走行ごとでオッケーとなっていますが、やはり2,000~3,000kmごとに交換しておいた方がベターかな?とも思います。

この辺りは使い方にもよるでしょう。

最初に必要なものを準備しておこう

では早速NMAXのオイルを交換!

と、その前に最初にオイル交換に必要なものを準備しておこう。用意したのは以下のもの。

まずはオイル交換作業に定番の品々です。

ガスケット類が一纏めになったセットとダイソーで買ったポリエチレン手袋。

オイルとオイルジョッキ。

オイル受け皿、廃油処理箱、パーツクリーナーと紙ウェス数枚。

絶対に無きゃダメ!ではないけど、あるのと無いので大違い!なアイテムのオイルジョウゴ。交換時のスムースさが違います。以前にホームセンターで120円くらい?で購入したもの。

これらのものについては別記事で詳しく書いてますので、こちらも合わせてお読みください。

→スクーターのオイル交換に自動車用オイル?3台一気に交換してみた

続いて工具類です。

12ミリと19ミリのソケットとソケットレンチ。NMAXには通常のオイル抜け用のドレンボルト(12ミリ)とオイルストレーナー(茶こしフィルター)付きのドレンボルト(19ミリ)の2種類があります。

出来ればソケットレンチは特大のと通常のと2種類持っているといいですよ。特大のレンチには何度も助けられています。硬いボルトも難なく外す非常に頼もしいヤツです。買っても安い!1本は持っておくことを強くオススメしておきます。

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準備が出来たら早速いきましょう。

早速NMAXのオイル交換開始

ではいきましょう。

エンジンを掛けてしばらくアイドリング(2~3分くらい)してから、エンジンを停止して少しの間(1,2分)待ってから作業を開始しましょう。その方がオイルの抜けが良くなります。

オイル注入口のキャップを外しておいて、さらにオイルの抜けを良くしたら作業開始!

まずは通常のドレンボルトからオイルを排出

まずは車体左側下部のセンタースタンドの付け根のちょっと前にある赤丸部分のドレンボルトを12ミリのソケットで外します。ボルトを外すときは時計と反対回しで!

緩んだら受け皿を用意して下にあてがい、手にポリエチレン手袋をハメて手で回してボルトを外します。

はい、ボルトが抜けて汚れたオイルが出てきましたよ。

外したドレンボルトとガスケット。ガスケットは完全に潰れていますので、新しいガスケットに交換します。

新しいガスケットと古いガスケット。右側が新しいガスケット。新しいガスケットは予め用意しておいたNMAX用のデイトナオイル交換パーフェクトセットに付属しています。

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ドレンボルトをパーツクリーナーで軽く洗浄してから新しいガスケットを装着しておきます。

さてオイルが出なくなってきたら、、、。

オイル排出口を紙ウェスで綺麗に拭き取ってから、

ドレンボルトを締め込んでいきます。指定トルクは20Nm。トルクレンチが無ければ締め過ぎに注意!特大のトルクレンチは使わずに、短めのソケットレンチで締め込んで止まったところから軽くクッと締め込む程度にしておきましょう。まず漏れませんから。軽くで大丈夫。

ストレーナー付きのドレンボルトを緩める

続いてはオイルストレーナー付きのドレンボルトを緩めてストレーナー(茶こしフィルター)を外していきましょう。

エンジンの真下にある赤丸部分のドレンボルト(19ミリ)を外します。

このストレーナー付きのドレンボルトからも残りの廃油が出てくるので、受け皿をずらして、排出オイルを受けられる位置にするのを忘れないように!

はいオイルストレーナーとドレンボルト兼キャップが外れました。

ストレーナーの網部分とキャップのセンター部分に少量の鉄粉とカーボン糟?のようなものが付着していますね。パーツクリーナーで洗浄します。

洗浄して綺麗になりました。古いゴムパッキンを外して新しいゴムパッキンに交換しておきましょう。ゴムパッキンは外しにくいですが、カッターでこじれば難なく外せます。

写真では分かりにくいですが、NMAXオイル交換パーフェクトセットに附属のゴムパッキンに交換しました。

あとはこのような形に重ねて、、、。

元の位置にはめ込み締め込んでいきます。この時スプリングの力でなかなか入れ込めないのですが、手で強めに押し込んでから根気よく入れ込んでいきましょう。締め付けトルクは32Nm。トルクレンチが無い場合は、ここも締め込み過ぎに注意してください。締め込みは軽めで大丈夫です。

新しいオイルの注入とオイルフィラーキャップのゴムを交換

ドレンボルトを締め込んだら、新しいオイルを注入しましょう。

Nmaxのオイル容量は0.9Lです。オイルジョッキに指定量入れて注ぎましょう。

このようにオイルジョウゴを使えば注入もオイルをこぼさずスピーディーに注入出来ますよ。

オイルフィラーキャップのゴムも交換しておきましょう。このゴムもNMAXオイル交換パーフェクトセットに附属しています。

全体をパーツクリーナーで洗浄したあとに、このようにカッターでこじれば簡単に外せます。

新しいゴムに付け替え完了!

オイルを注いだらエンジンを掛けてしばらくアイドリングして、停止してからまたしばらく待ってからオイルの量を確認しましょう。オイルフィラーキャップのアッパーレベルとロアーレベルの間に液量が来ていればオッケーです。

最後に各ドレンボルト付近や車体の下部にオイル漏れがないか確認しておきましょう。

NMAXはメーターのオイルトリップをゼロにリセットしておこう

さてここまで出来たらオイル交換自体は完了です。

最後にメーターのオイルトリップをゼロに戻しておけば完璧です。

まずはメーター内の左側のSELECTボタンを数回押してオイルトリップ画面にします。総走行距離が表示してあるODOメーターに普段している人ならSELECTボタンを3回押せばオイルトリップ画面になりますよ。

前回ショップでオイル交換してから2,383km走行してるので、まあだいぶ早めですが丁度いい交換時期ではないでしょうか?

ここで右側にあるRESETボタンを一度長押し(1秒間)してください。すると写真のように走行距離が点滅を開始します。

点滅している状態でさらにRESETボタン長押し(今度は3秒間)すると数値が0にリセットされます。これにてNMAXのオイル交換全ての作業が終了です。お疲れ様でした!

まとめ

さてオイル交換後のインプレッションを!

今回は軽自動車用のオイルを使ったのでどうかな?って思っていたんですが、交換直後は出だしが少しモッサリするかな?という感じでしたが数km走ると馴染んできたのか凄く調子良くなってきました。

加速がスムースで静かに加速する感じです。また加速して減速したからまた加速、といったシチュエーションのときも凄くスムースに加速していってくれて気持ちがいいです。まあオイル交換直後っていつも大体そんな感じなんですけどね。

オイル交換はショップに任せているっていう人もたまには自分でオイル交換すると、ストレーナーに付く鉄粉の状況なんかを確認出来るのでいいですよ。自分で交換すると、そういったバイクの状況を確認出来るのでとても気分がいいです。なんかスッキリしますね。

オイル交換2~3回に1回でいいので、たまには自分で交換するのをオススメします。

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